toppageスポーツ医科学第16回身心統合科学(BAMIS)セミナーの報告

第16回身心統合科学(BAMIS)セミナーの報告

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平成23年11月25日(金)
特別経費プロジェクト拠点代表 征矢英昭 教授
所属:人間総合科学研究科
氏名:イ ミンチョル
第16回BAMISセミナー報告書

Ⅰ.セミナー概要
征矢英昭教授から坂本啓博士の紹介と招聘の意義が紹介された。本セミナーは「日本から世界へ、糖代謝研究の最前線」をテーマに開催され、若手研究者発表者として、先に、松井崇(筑波大学:D3)が「長時間運動による脳グリコゲンの減少と超回復」の演題で発表した。その後、坂本啓博士は「骨格筋糖代謝の分子調節メカニズム:ホルモン、運動の役割に注目して」の演題で講演した。質疑応答では,糖代謝調節する分子メカニズムに対して意見が集中し、パフォマンス向上の基盤となる現象として、グリコーゲン合成の生理的意義や可能性が活発に議論された。

Ⅱ.開催概要
主 催:文部科学省特別経費プロジェクト
「たくましい心を育むスポーツ科学イノベーション」
筑波大学大学院人間総合科学研究 体育科学専攻・コーチング学専攻・スポーツ医学専攻 システム情報工学研究科 知能機能システム専攻
日 時:平成23年11月25日(金) 16:00〜18:30
場 所:筑波大学体芸棟 5C105会議室
講 師:坂本啓 博士
参加人数:50名
Ⅲ.講演概要
演題:「骨格筋糖代謝の分子調節メカニズム
ホルモン、運動の役割に注目して」
○講演内容
本セミナーは「日本から世界へ、糖代謝研究の最前線」をテーマに開催され、坂本啓博士は骨格筋糖代謝の分子調節メカニズムを中心とした糖代謝研究の最前線について講演した。前半は、坂本啓博士が、運動トレーニングによる筋適応変化モデルとどのような刺激が筋適応変化に貢献するのか、そのためにどんな戦略が必要なのかについて分かりやすく概説され、特に、糖代謝の分子調節メカニズムの解明の歴史や分析に伴う問題、その解決策を解説した。後半は、坂本啓博士が糖代謝のメカニズム中で、グリコゲン合成のシグナリング解明のために検討した研究について、過去の研究結果を数多く披露した。近年、グリコゲン合成に関わる各シグナリング因子に対して様々なノックアウト動物モデルを作り出し、それぞれの因子がグリコゲン合成に関わっているか否かについて研究が進み、その実例として本講演で最新の知見が披露されたことから、我々運動分野で研究する教員や学生の多くは高い関心を持って傾聴していた。質疑応答では、今後、糖代謝分野でその現象を調節する分子メカニズム研究を行って行く上での有用性や注意点について活発な意見交換が行われた。

Ⅳ.若手研究者発表
演題:「長時間運動による脳グリコゲンの減少と超回復」
松井 崇(筑波大学:D3)

2012-02-01

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