toppageスポーツ医科学第10回身心統合BAMISセミナーが開催されました

第10回身心統合BAMISセミナーが開催されました

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BAMIS Satellite International Forum

温暖化環境へのヒトと社会の「たくましき」適応
「Co-benefit and health problems on global warming(地球温暖化による健康問題とコベネフィット)」


日時: 1月10日 13:00~17:30
会場: 筑波大学体芸棟C606
講師: Alistair Woodward教授(オークランド大学)、Christpher Minson准教授(オレゴン大学)ほか

今夏季における連日の熱中症に関する報道が示すとおり、地球温暖化の進む(と考えざるをえない)なか、近未来気候変化をシミュレーションしつつ、健康問題や適切な夏季スポーツや体育授業のあり方について、緊急に検討する必要がある。個人レベルでの暑熱対策法として、効果的な水分摂取法や衣服の開発などに加えて、暑熱環境に対応できる能力(暑熱耐性)の効果的な向上方法の開発が挙げられる。この暑熱耐性は、運動トレーニングによって向上することがわかっており、ヒトが本来持っている順化・適応能力を利用したこのトレーニングは、今後の温暖化に対する健康問題・スポーツ・体育現場における強力な対応策であると考えられる。本フォーラムでは、その暑熱順化プログラムによって変化するであろうヒト暑熱耐性の向上のメカニズムや可能性に関して運動生理学的立場から、そして近未来での健康問題やそれに付随するクーラー使用率低下効果等の社会的影響すなわちコベネフィット(付加的利益)に関して環境保健学的(疫学研究)立場から、それぞれ情報を提供し、相互理解を深め新しい領域を模索することを目的とする。

2010-12-28

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