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「ダカールラリー・チームを指揮して」と題して、トヨタ車体㈱総務部広報室ダカールラリー推進G・森達人さんをお招きしました。2011年1 月には『ダカールラリー2011』での前人未到の市販車部門6連覇を達成した「TLC」の監督として、チームが「極限状態でいかにいい判断をするか」「あきらめず、最後までやり続ける『からだとこころ』をどのように作るか」などをお話しいただきました。
参加者は多様な領域から学生教員含め49名。熱気あふれるトークと自由な質問で体育ギャラリー(5C209)は大いに盛り上がりました。
関連リンク
トヨタ車体㈱ http://www.toyota-body.co.jp/
チームTLC http://www.toyota-body.co.jp/dakar/index.html
坂入洋右准教授(筑波大学体育系)及び 中塚健太郎特任助教(同)は,2011(平成23)年10月9日,日本スポーツ心理学会において優秀論文奨励賞を受賞しました。受賞対象論文は,「軽運動が監視作業時の覚醒水準と疲労の回復に及ぼす効果」(スポーツ心理学研究37巻2号掲載)です。
BAMISカフェ Vol.009 「ダカールラリー・チームを指揮して」
(2011.10.28)
「たくましい心を育むスポーツ科学イノベーション」を推進する
BAMIS(Body And Mind Integrated Sports Sciences)プロジェクトのサイエンスカフェです。
日時:10月28日(金) 18:00~
場所:体育ギャラリー(5C209)
ゲスト:森達人(トヨタ車体)
今回は、ダカールラリーに参戦し、今年1月には『ダカールラリー2011』での前人未到の市販車部門6連覇を達成した「TLC」の監督、森達人氏を迎えインタビュー・カフェを開催します。4500mのアンデス山脈を越えるコースは低圧低酸素環境と身体の順応が勝敗の大きなカギになることから、極限環境下の生理学を専門とする本学体育系西保研と情報提供などを通じ深いつながりがあります。
「挑戦しつづける」、「プロセスを大事にする」をモットーに、2012年の7連覇を目指すTLCの監督でもあり、本学卒業生でもある森達人氏に,過酷な環境下で戦うメカニック、そしてレーサーのからだとこころの環境適応についてお話を伺います。
アクセス:
筑波大学筑波キャンパスへは「筑波キャンパスへの交通アクセス」をご覧ください。
利用停留所(関東鉄道バス):筑波大学中央行き又は筑波大学循環バス「筑波大学西」
話題:
1. ダカールラリーとは:自動車・人間・自然環境・チーム
2. ダカールラリーでの「体力」「知力」とは何か
3. ダカールラリーを経験して:どんな人間の力が必要か、大学生時代に経験・習得してほしいこと
申込み:不要
参加費:無料
問合せ:筑波大学BAMIS推進室事務局 松田
E-mail:matsuda.saho.ga#@#un.tsukuba.ac.jp(※「#@#」を「@」に置き換えてください。)
TEL. 029-853-6325
※森達人氏プロフィール
トヨタ車体株式会社総務部広報室ダカールラリー推進Group所属。筑波大学体育専門学群卒業。在学中は、ハンドボール部に所属し、インカレ準優勝。卒業後、トヨタ車体ハンドボール部に所属(1992~2005年;2004~2005年はコーチ兼任)、日本リーグ5位など。2005~2006年は、コーチ専任。トヨタ車体では、1992~2006年まで、生産部門で部品調達業務を担当。2007年からダカールラリーをメインとしたラリーチームの監督を務める。
BAMIS 学振特別研究員 (DC) の紹介ページを追加いたしました
岡本 正洋
http://bamis.taiiku.tsukuba.ac.jp/detail/index/150/category/14/
松井 崇
http://bamis.taiiku.tsukuba.ac.jp/detail/index/149/category/14/
渡邊 和仁
http://bamis.taiiku.tsukuba.ac.jp/detail/index/148/category/14/
辻 文
http://bamis.taiiku.tsukuba.ac.jp/detail/index/147/category/14/
2011年7月6日~9日に Liverpool にて行われた,16th Annual Congress of the ECSS にて BAMIS の RA 学生らが発表しました.
日時:2011年6月26日(日)
第26回 サロマ湖100㎞ウルトラマラソン
【50㎞の部】
1.岩山 海渡 2時間57分29秒(大会新記録!)
2.風見 尚 3時間10分00秒
3.佐伯 力 3時間18分27秒
感想:
昨年に引き続き優勝できたことは素直に嬉しいの一言です。
結果だけ見ると大差をつけての優勝に見えますが、スタートから35㎞付近まで熾烈な競り合いが続いていたためとても厳しいレースでした。
先頭集団が序盤から速いペースだったので最後は非常につらい走りになりましたが、それが好記録につながったと思うとすべてが報われた気持ちです。
8月20日にオランダで行われる世界大会では、昨年果たせなかった3位以内を目標とし、世界の強豪たちに挑んでいきたいと思います。
BAMIS Satellite International Forum
温暖化環境へのヒトと社会の「たくましき」適応
「Co-benefit and health problems on global warming(地球温暖化による健康問題とコベネフィット)」
日時: 1月10日 13:00~17:30
会場: 筑波大学体芸棟C606
講師: Alistair Woodward教授(オークランド大学)、Christpher Minson准教授(オレゴン大学)ほか
今夏季における連日の熱中症に関する報道が示すとおり、地球温暖化の進む(と考えざるをえない)なか、近未来気候変化をシミュレーションしつつ、健康問題や適切な夏季スポーツや体育授業のあり方について、緊急に検討する必要がある。個人レベルでの暑熱対策法として、効果的な水分摂取法や衣服の開発などに加えて、暑熱環境に対応できる能力(暑熱耐性)の効果的な向上方法の開発が挙げられる。この暑熱耐性は、運動トレーニングによって向上することがわかっており、ヒトが本来持っている順化・適応能力を利用したこのトレーニングは、今後の温暖化に対する健康問題・スポーツ・体育現場における強力な対応策であると考えられる。本フォーラムでは、その暑熱順化プログラムによって変化するであろうヒト暑熱耐性の向上のメカニズムや可能性に関して運動生理学的立場から、そして近未来での健康問題やそれに付随するクーラー使用率低下効果等の社会的影響すなわちコベネフィット(付加的利益)に関して環境保健学的(疫学研究)立場から、それぞれ情報を提供し、相互理解を深め新しい領域を模索することを目的とする。
第8回身心統合科学(BAMIS)セミナー
運動による脳神経可塑性と分子基盤
日時: 11月19日 15:00~18:00
会場: 5C406
講師: Ignacio Torres教授(カハール研究所)
講演タイトル:The role of IGF-I in neuroprotection by physical exercise
第7回身心統合科学(BAMIS)セミナー
運動時の自律神経を介した体温調節
日時: 11月18日 16:00~19:00
会場: 5C606
講師: Glen Kenny教授(オタワ大学)
講演タイトル:Human Thermoregulation: separating thermal and non-thermal effects on whole-body heat loss