toppage2010年度BAMIS学内研究短時間の律動的呼吸運動が注意機能に及ぼす影響

短時間の律動的呼吸運動が注意機能に及ぼす影響

井出幸二郎,遠藤卓郎,西保岳,坂入洋右,征矢英昭
(人間総合科学研究科 体育科学専攻)

身体的・知的パフォーマンスに影響を与える因子である注意機能は,過度の緊張や精神的ストレスにより低下する。ヨガや座禅などの呼吸
法はストレス軽減効果があるとされ用いられてきたが,科学的検証が必要である。本研究では短時間律動的呼吸運動が注意機能に与える影
響を検討した。対象者は男子学生12名とし,カラーワードストループ課題を呼吸運動前後に行った。呼吸運動は,吸息・呼息期間を5秒間,10
秒間のリズムにより10分間行った。10分間の自然呼吸を比較対照とした。自然呼吸前後では差はなかったが,律動的呼吸運動後にストルー
プ課題の反応時間が短縮した。ストレスマネージメント法として短時間の簡単な呼吸運動が有効かもしれない。

2011-06-13

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