toppage2010年度BAMIS学内研究運動習慣が望ましい食生活習慣獲得に及ぼす効果の検討―評価ツールの開発と食生活習慣の評価―
麻見直美,神家さおり
(人間総合科学研究科 体育科学専攻)
本研究は,10-18歳の男女を対象とした食生活習慣簡易評価ツールの開発および運動習慣が望ましい食生活習慣獲得に及ぼす効果につい
て検討を行うことを目的とした。本ツールは20食品群の過去1週間の摂取量および摂取頻度を回答するものであり,その回答から料理区分別
および栄養素別摂取状況を得点化し食習慣評価を行う。記録法による摂取状況と本ツールの得点の比較を行った結果,本ツールは実際の摂
取状況を適切に評価できることが確認された。また本ツールを用いて運動習慣者の摂取状況を調査した結果,運動習慣のない者と比較して
良好な摂取状況であることが明らかとなり,発育期の運動実施が望ましい食習慣の獲得に寄与する可能性が示唆された。