toppage2012年度BAMIS学内公募研究身体感覚へ向ける意識を変えると泳動作の改善に役立つのか

身体感覚へ向ける意識を変えると泳動作の改善に役立つのか

体育系 教授 高木 英樹

泳動作は,水中で行う運動であり,媒体である水に対してうまく力を作用させ,その力を自己の推進力に変えて移動する身体運動である.競泳選手は,いわゆる「水を捕える」という能力が優れており,時々刻々と変わる水の変化を感じ取りながら水に対して力を作用させ,推進力を生むのに最適な動きを実行している.この時,泳者は感覚器から多くの感覚情報の入力があるが,泳動作に必要な情報を選択するために,自己の何らかの身体感覚に意識を向けていると考えられる.先行研究では,泳者が泳中に意識すべき身体感覚をいくつか取り上げているが,これらの身体感覚への意識の違いが泳動作へどのように影響するのか不明なままである.そこで本研究では,泳者へ意識すべき箇所の指示を変え,その違いによって泳動作に与える影響を明らかにする.本研究によって,泳者の意識の向け方と泳動作の関係性を理解するのに役立つといえる.

2012BAMIS成果報告書(高木英樹,下門洋文).pdf

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2013-04-12

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