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3月29日(木)に行われた,第18回BAMISセミナー
「Diet and Exercise Therapy for Cognitive Dysfunction」
Dr. Fernando Gomez-Pinilla
参加学生による報告書を掲載いたします.
日時:4月6日(金)16:00~18:00
場所:筑波大学5C606(会議室)
世話人:西保 岳 教授
講演者:荻田 太 教授 (鹿屋体育大学)※
講演タイトル:「競技力向上を目指した高強度トレーニング」
~運動強度設定の重要性に着目して~
内容:エネルギー供給系を効果的に向上させるには、運動強度の設定が重要である。荻田教授は、有酸素性・無酸素性エネルギー供給能力を制限している限定要因を、筋肉の代謝能力、循環系の酸素運搬能力の観点から検討するとともに、それらを効果的に改善し得るトレーニング法の開発に取り組んでいる。
本セミナーでは、どのような観点から運動強度を設定すると良いのか、これまでの研究結果を示しながら概説する。
※【主な研究テーマ】
エネルギー供給能力の限定要因とそのトレーナビリティに関する検討。
水泳運動中の生理学と力学に関する研究。
【社会活動】
日本オリンピック委員会(医科学強化スタッフ)、日本水泳連盟(医科学委員)、国立スポーツ科学センター(機関紙編集委員)など。
筑波大学体芸棟5C606
3月29日(木)16:00 ~18:00
「Diet and Exercise Therapy for Cognitive Dysfunction」
Dr. Fernando Gomez-Pinilla
趣旨:1970年代以降、欧米において、東洋的身心観との交流を背景に発展したソマティクス (Somatics:身心を内側から捉える理論と実践)は、臨床的身体技法であるBody Workに注目してきました。今回は、フェルデンクライスメソッドやアレクサンダー・テクニークに並ぶBody Workであるボディマインドセンタリング(Body-Mind Centering:BMC) の創始者Bonnie Bainbridge Cohen氏、およびソマティック教育者であるMark Taylor氏を招き、シンポジウムを通して、身心統合の捉え方について議論します。
期日:2012年5月13日(日) 14:00~17:00
場所:筑波大学 大学会館特別会議室
シンポジスト:
●Bonnie Bainbridge Cohen(BMC founder)
「身心統合とBMC-embodimentとは何か?」
●Mark Taylor(Somatic Movement Educator)
「Body Workの方法と実践」
●村川治彦(関西大学)
「ソマティクスの理論と実践:一人称科学の可能性」
●原田奈名子(京都女子大学)
「身体技法と身心統合」
司会:清水 諭(筑波大学)・遠藤卓郎(筑波大学)
※なお、このシンポジウムは、無料公開になります。
主催:Body and Mind Integrated Science (BAMIS)、筑波大学、
Body Culture Studies (BCS) 研究会
共催:日本体育学会茨城支部、からだ気づき教育研究会
平成23年11月25日(金)
特別経費プロジェクト拠点代表 征矢英昭 教授
所属:人間総合科学研究科
氏名:イ ミンチョル
第16回BAMISセミナー報告書
Ⅰ.セミナー概要
征矢英昭教授から坂本啓博士の紹介と招聘の意義が紹介された。本セミナーは「日本から世界へ、糖代謝研究の最前線」をテーマに開催され、若手研究者発表者として、先に、松井崇(筑波大学:D3)が「長時間運動による脳グリコゲンの減少と超回復」の演題で発表した。その後、坂本啓博士は「骨格筋糖代謝の分子調節メカニズム:ホルモン、運動の役割に注目して」の演題で講演した。質疑応答では,糖代謝調節する分子メカニズムに対して意見が集中し、パフォマンス向上の基盤となる現象として、グリコーゲン合成の生理的意義や可能性が活発に議論された。
Ⅱ.開催概要
主 催:文部科学省特別経費プロジェクト
「たくましい心を育むスポーツ科学イノベーション」
筑波大学大学院人間総合科学研究 体育科学専攻・コーチング学専攻・スポーツ医学専攻 システム情報工学研究科 知能機能システム専攻
日 時:平成23年11月25日(金) 16:00〜18:30
場 所:筑波大学体芸棟 5C105会議室
講 師:坂本啓 博士
参加人数:50名
Ⅲ.講演概要
演題:「骨格筋糖代謝の分子調節メカニズム
ホルモン、運動の役割に注目して」
○講演内容
本セミナーは「日本から世界へ、糖代謝研究の最前線」をテーマに開催され、坂本啓博士は骨格筋糖代謝の分子調節メカニズムを中心とした糖代謝研究の最前線について講演した。前半は、坂本啓博士が、運動トレーニングによる筋適応変化モデルとどのような刺激が筋適応変化に貢献するのか、そのためにどんな戦略が必要なのかについて分かりやすく概説され、特に、糖代謝の分子調節メカニズムの解明の歴史や分析に伴う問題、その解決策を解説した。後半は、坂本啓博士が糖代謝のメカニズム中で、グリコゲン合成のシグナリング解明のために検討した研究について、過去の研究結果を数多く披露した。近年、グリコゲン合成に関わる各シグナリング因子に対して様々なノックアウト動物モデルを作り出し、それぞれの因子がグリコゲン合成に関わっているか否かについて研究が進み、その実例として本講演で最新の知見が披露されたことから、我々運動分野で研究する教員や学生の多くは高い関心を持って傾聴していた。質疑応答では、今後、糖代謝分野でその現象を調節する分子メカニズム研究を行って行く上での有用性や注意点について活発な意見交換が行われた。
Ⅳ.若手研究者発表
演題:「長時間運動による脳グリコゲンの減少と超回復」
松井 崇(筑波大学:D3)
第15回身心統合BAMISセミナー
「欧州武道の胎動」ヨーロッパにおける武道文化の現状と問題点
日時:11月16日(水) 10:00-12:00
場所:筑波大学体芸地区 体育科学系棟 B510
講師:阿部 哲史先生(ゲイト・オブ・ダルマ・ブダペスト仏教短期大学助教授)
世話人:酒井 利信(6358)
参加費無料、参加申込不要(学内者)
内容:
近年、世界が感じている日本武道の魅力は、競技実践を中核としながらも、その文化的側面がこれと表裏の関係をなしているところにあります。身体と心の密接な関係を肌で感じながら成熟してきた日本武道、特定の信仰・宗教によらず武士道の名のもと武道実践によって人間形成を行ってきた日本武道の文化性が、心身二元論を思考ベースとし、特定の巨大宗教によって道徳観念を養ってきたヨーロッパの文化土壌において、どう受け入れられているのか、その現状と問題点を、欧州に永住し20年近く文武両道を実践されてきた阿部哲史先生に熱く語っていただきます。
「からだとこころ」の生起と成長:乳幼児期を中心に
根ヶ山光一 教授 (早稲田大学大学院 人間環境科学科)
10月6日(木)15:00~17:00
筑波大学体育芸術地区 5C105(会議室)
世話人:清水諭・坂入洋右
参加費無料,参加申し込み不要
テーマ 「脳とこころと肌のつながり」
演者 谷田正弘 先生( ㈱資生堂リサーチセンター 副主幹研究員)
日時 2011年7月11日(月)15:00~16:30
場所 B518
内容
運動機能や認知機能を司る脳について、数多くの研究が進められています。近年の研究では、皮膚の状態も脳がコントロールしていることが分かってきました。谷田先生は、脳機能と皮膚の関係について近赤外線分光装置を用い、ストレス課題中の前頭前野の神経活動が顔の皮膚にどのような影響を及ぼすのかについて研究を行っていま す。今回は、脳とこころと肌のつながりの研究についてお話をしていただきます。
テーマ 「体育思想のこれまでとこれから」
演者 岡出美則 先生(筑波大学人間総合科学研究科,体育科教育学)
日時 2011年6月20日(月)18:00~21:00
場所 B510
内容
「たくましい心を育むスポーツ科学イノベーション」プロジェクトの中でも特に重要な課題といえる「体育科教育における思想」について,岡出先生に語っていただきます.ドイツ体育思想に大変造詣の深い先生ですが,戦後,特に1970年代から今日に至る日本における体育思想の基軸はどこにあったのか,そしてどのような方向性をもっているのかについて論じていただき,その後,議論したいと思います.大学院生,学生の方々の参加も大いに歓迎いたします.
「日本から世界へ、ヒトにおける脳科学の最前線」
日時:平成23年1月28日(金) 15:30-17:30
場所:筑波大学 体芸C606
講演タイトル:
「PETを用いて観察した運動による脳の生理的変化」
藤本敏彦先生(東北大学高等教育開発推進センター・スポーツ科学教育室 准教授)
「fNIRS脳機能解析に伴う問題と解決」
檀一平太先生(自治医科大学 医学部 先端医療技術開発センター 准教授)
「実行機能に対する短時間の有酸素性運動の効果. fNIRSによるニューロイメージング法を用いて」(仮)
兵頭和樹(筑波大学 人間総合科学M1)
運動は脳を刺激し脳の可塑性を高めることが、動物モデルを用いた研究で明らかにされてきました。近年、脳の可塑性を高めるうえで運動が重要な働きをするというエビデンスが脳機能イメージング法の発達によりヒトを対象にした研究においても得られてきました。藤本先生は、運動による脳代謝や脳神経伝達物質の変化について、陽電子断層撮影装置(PET:
Positron emission
tomography)を駆使しヒトを対象に研究している世界の最先端を行く研究者です。檀先生は、多チャンネル近赤外線分光装置と自ら開発・発展させた脳部位評価プログラム(バーチャルレジストレーション法)を用い、ヒトにおける脳科学分野で活躍されている世界的な研究者です。今回、藤本先生には世界最先端の脳イメージング装置を用いておこなわれた運動による脳の生理的変化についてお話をしていただきます。檀先生には、運動科学分野でも利用者が多い多チャンネル近赤外線分光装置を用いた脳機能イメージングの問題点と解決策についてお話をいただきます。
参加無料 ※学外より参加をご希望される方はpromotion_office@bamis.taiiku.tsukuba.ac.jpに氏名、年齢、お名前、ご連絡先(メールアドレスもしくは電話番号)をお送りください。場所などの詳しいご案内をお送りいたします。