認知脳科学
運動生化学研究室(征矢英昭教授指導)の日本学術振興会 特別研究員PD 岡本正洋氏は,2012年4月21~25日にアメリカ,サンディエゴで開催された米国実験生物医学会(Experimental Biology 2012)でInternational Early Career Physiologist Travel Awardを受賞しました。
この賞は,世界の優秀な若手生理学者に35名に与えられる名誉ある賞です。
2012-06-04
征矢教授の研究成果が筑波大学新聞に掲載されました
筑波大学新聞第300号2012年5月14日
2012-05-17
Newton 2012年6月号に征矢教授の記事が掲載されました.
2012-05-15
征矢研究室の諏訪部君の記事が毎日新聞に掲載されました
2012-05-02
筑波大学体芸棟5C606
3月29日(木)16:00 ~18:00
「Diet and Exercise Therapy for Cognitive Dysfunction」
Dr. Fernando Gomez-Pinilla
2012-03-30
征矢英昭教授(体育系)指導の人間総合科学研究科(博士後期課程)体育科学専攻3年松井 崇氏(日本学術振興会特別研究員)は,博士論文の内容を以下の2本の原著論文としてThe Journal of Physiologyに発表しましたが、その内容が2012(平成24)年2月22日のThe New York Times コラムの健康欄に“How Exercise Fuels the Brain(運動はどのように脳へエネルギーを供給するか?)”と題して紹介されました。
The New York Times は、100年以上の歴史を持つ、全世界で読まれる最も著名な雑誌の一つです。特に、コラム欄の記事は話題を呼ぶことで知られており、とりわけ健康欄はダイエットやメタボ予
防に関する新知見で賑わいをみせています。最近、脳科学の進歩もあり、運動と脳に関する知見も増えてきましたが、今回は、運動パフォーマンスだけでなく脳機能も高めるために有効な新しい運動と栄養摂取法の提案という点で掲載されました。
松井氏の発表内容は、新たな測定法を導入することで、これまで測定が難しく、その役割が不明だった脳の貯蔵エネルギー「グリコゲン」が運動時に利用され、疲労に関係することに加え、運動後には素早く回復し、筋グリコゲンのように超回復すること、更に、トレーニングすると基礎レベルが増加することなどを見出したものです。更に、これらが認知機能を担う皮質や海馬などで生じることから、運動による認知機能の維持・増進に脳グリコゲン貯蔵が関係する可能性を初めて示唆しました。その内容の斬新さと有用性が評価され、今回の掲載に至りました。
The New York Times ウェブサイト
http://well.blogs.nytimes.com/2012/02/22/how-exercise-fuels-the-brain/
原著論文1 http://jp.physoc.org/content/589/13/3383.abstract
Matsui T, Soya S, Okamoto M, Ichitani Y, Kawanaka K & Soya H (2011). Brain glycogen decreases
during prolonged exercise. J Physiol 589, 3383-3393.
原著論文2 http://jp.physoc.org/content/590/3/607.abstract
Matsui T, Ishikawa T, Ito H, Okamoto M, Inoue K, Lee MC, Fujikawa T, Ichitani Y, Kawanaka K &
Soya H (2012). J Physiol 590, 607-616.
2012-02-27
2012年2月22日
第4回筑波大学大学院博士前期課程体育学専攻の修士論文コンクールが開催されました.
BAMIS リサーチアシスタントの兵頭和樹君が健康体力学の優秀賞、そして、総合優勝を果たしました.
また,第2回 BAMIS 国際フォーラムで活躍した金ウンビさんも体育・スポーツ学で優秀賞を獲得しました.
優秀賞・総合優勝
健康体力学
兵頭和樹
「高齢期における最大化有酸素能力(VT)と実行機能の関係:fNIRSを用いた神経基盤の検討」
優秀賞
コーチ学
山元康平
「陸上競技男子400m走におけるレースパターンとパフォーマンスとの関係ーモデルレースパターンの作成の試みと個人内パフォーマンス変動からー」
優秀賞
体育・スポーツ学
金ウンビ
「音楽を用いたペア運動が気分と対人関係に及ぼす効果」
2012-02-23
毎日新聞 (2月12日),日経新聞 (2月14日) に征矢教授らの研究成果が掲載されました.
Yahoo News に掲載されました.
2012-02-17
筑波大学大学院人間総合科学研究科運動生化学研究室の征矢英昭教授と自治医科大学先端医療技術開発センター、脳機能研究部門の檀一平太准教授の共同研究グループは、光による脳機能イメージング法(光トポグラフィ)を用いて、高齢者が、短時間の中強度運動をおこなった直後に、自分の注意や行動をコントロールする脳の働きである高次認知機能、「実行機能」が向上することを実証しました。運動による実行機能の向上に関与する脳部位は、若齢成人では左脳の前頭前野外背側部でしたが、高齢者では、右脳の前頭前野の一部、右前頭極であることを明らかにしました。
これまで、習慣的な中強度運動が認知機能を向上させることが報告されてきましたが、中強度運動の短期的な効果は未解明でした。最近我々は、中強度運動が短期的に若齢成人の認知機能を向上させる際に、左前頭前野背外側部が関わることを明らかにしました。本研究ではその成果を発展させ、短時間の中強度運動が高齢者の認知機能を高めること、そして、その機能向上には加齢による脳機能低下を防ぐための右前頭極における代償機能の向上が関与していることを世界で初めて明らかにしました。本結果は、短時間の運動は脳機能が低下した高齢者においても脳の認知機能向上に効果的であることを示しています。これは、身体機能のみならず、認知機能向上を狙いとした運動処方確立に寄与できる画期的な成果です。
本研究成果は、米国の科学雑誌「Neurobiology of Aging (ニューロバイオロジー・オブ・エイジング) 」 オンライン版 (2月1日付け)に掲載されました。
2012-02-10
平成23年度人間総合科学研究科FDプログラムにおいて、Teaching Fellow として優秀な教育活動を行ったとし、体育科学専攻・博士後期3年の松井崇さん(征矢研究室)が「TF優秀賞」を受賞されました。
表彰式は、平成24年2月8日(水)に筑波大学総合研究棟D 116にて14時より開催される「平成23年度人間総合科学研究科第4回FDプログラム」の中で行われました。
(写真左:清水副学長、中央:松井、右:五十殿研究科長)
2012-02-09
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