toppageセミナー・フォーラム情報
筑波大学体芸棟5C606
3月29日(木)16:00 ~18:00
「Diet and Exercise Therapy for Cognitive Dysfunction」
Dr. Fernando Gomez-Pinilla
趣旨:1970年代以降、欧米において、東洋的身心観との交流を背景に発展したソマティクス (Somatics:身心を内側から捉える理論と実践)は、臨床的身体技法であるBody Workに注目してきました。今回は、フェルデンクライスメソッドやアレクサンダー・テクニークに並ぶBody Workであるボディマインドセンタリング(Body-Mind Centering:BMC) の創始者Bonnie Bainbridge Cohen氏、およびソマティック教育者であるMark Taylor氏を招き、シンポジウムを通して、身心統合の捉え方について議論します。
期日:2012年5月13日(日) 14:00~17:00
場所:筑波大学 大学会館特別会議室
シンポジスト:
●Bonnie Bainbridge Cohen(BMC founder)
「身心統合とBMC-embodimentとは何か?」
●Mark Taylor(Somatic Movement Educator)
「Body Workの方法と実践」
●村川治彦(関西大学)
「ソマティクスの理論と実践:一人称科学の可能性」
●原田奈名子(京都女子大学)
「身体技法と身心統合」
司会:清水 諭(筑波大学)・遠藤卓郎(筑波大学)
※なお、このシンポジウムは、無料公開になります。
主催:Body and Mind Integrated Science (BAMIS)、筑波大学、
Body Culture Studies (BCS) 研究会
共催:日本体育学会茨城支部、からだ気づき教育研究会
11月16日(水) に開催いたしました第15回BAMISセミナー:「欧州武道の胎動」ヨーロッパにおける武道文化の現状と問題点の報告書を掲載いたしました。
第16回身心統合科学(BAMIS)セミナー
日本から世界へ「糖代謝研究の最前線」
骨格筋糖代謝の分子調節メカニズムホルモン、運動の役割に注目して
日時:11月25日(金) 16:00-18:00
場所:筑波大学体芸地区 5C105
アクセス:
筑波大学筑波キャンパスへは「筑波キャンパスへの交通アクセス」をご覧ください。
利用停留所(関東鉄道バス):筑波大学中央行き又は筑波大学循環バス「筑波大学西」
講師:坂本 啓 博士(英国ダンディー大学 生命科学部英国医学研究会議 タンパク質リン酸化ユニット プログラムリーダー)
世話人:征矢 英昭(2620) 参加費無料、参加申込不要(学内者)
内容:
糖質は私たちが生きるために必要不可欠なエネルギー(ATP)の基となる重要な栄養素です。貯蔵糖質である骨格筋のグリコゲンは、運動時に筋収縮のためのエネルギー基質として分解・利用され一旦減少し、運動終了後には再合成され、運動前の水準よりも高いレベルにまで回復(超回復)します。筋グリコゲンの減少と超回復は、トレーニングによる持久性パフォマンス向上の基盤となる現象として良く知られています。しかしながら、これらの現象を調節する分子メカニズムは未だ完全に明らかではありません。
坂本啓博士は、骨格筋のグリコゲン合成調節に関する第一線の研究者です。最近では、インスリンや運動が骨格筋のグリコゲン合成を高める分子機構を『Cell Metab.』や『Diabetes』などの一流誌に多数ご報告されているだけでなく、米国生理学会や米国スポーツ医学会の若手研究者賞を数多く受賞されています。
今回は、骨格筋糖代謝の分子調節メカニズムにおけるホルモンや運動の役割を分かり易くお話し頂く予定です。また、関連するテーマについて大学院生の発表も同時に行います。
問合せ&学外からの参加申し込み:
筑波大学「たくましい心育むスポーツ科学イノベーション」BAMISプロジェクト推進室
TEL.029-853-6325
E-mail:promotion office#@#bamis.taiiku.tsukuba.ac.jp(※「#@#」を「@」に置き換えてください。)
第15回身心統合BAMISセミナー
「欧州武道の胎動」ヨーロッパにおける武道文化の現状と問題点
日時:11月16日(水) 10:00-12:00
場所:筑波大学体芸地区 体育科学系棟 B510
講師:阿部 哲史先生(ゲイト・オブ・ダルマ・ブダペスト仏教短期大学助教授)
世話人:酒井 利信(6358)
参加費無料、参加申込不要(学内者)
内容:
近年、世界が感じている日本武道の魅力は、競技実践を中核としながらも、その文化的側面がこれと表裏の関係をなしているところにあります。身体と心の密接な関係を肌で感じながら成熟してきた日本武道、特定の信仰・宗教によらず武士道の名のもと武道実践によって人間形成を行ってきた日本武道の文化性が、心身二元論を思考ベースとし、特定の巨大宗教によって道徳観念を養ってきたヨーロッパの文化土壌において、どう受け入れられているのか、その現状と問題点を、欧州に永住し20年近く文武両道を実践されてきた阿部哲史先生に熱く語っていただきます。
「大学と災害ボランティアと今日的課題」について、文教大学にてボランティア社会学を研究されている二宮雅也先生と筑波学院大学社会力コーディネーター武田直樹さんをお迎えしました。
司会は、BAMIS研究員の山本敦久さんがつとめました。
○「ボランティア」が社会全体としてどのような位置づけ&関わりとしてとらえられているか
○実際の活動を振り返ると、提供する‐受けるといった一方的な流れではなく、相互交換的な価値を見出すことができる
○大学生の復興支援への参加は「学び」を生かし、さらに「学び」へフィードバックされることで、ボランティアという既存の枠組みを超えた新しいタームでその価値を見出すことができるのではないか
といった議論がなされました。
「からだとこころ」の生起と成長:乳幼児期を中心に
根ヶ山光一 教授 (早稲田大学大学院 人間環境科学科)
10月6日(木)15:00~17:00
筑波大学体育芸術地区 5C105(会議室)
世話人:清水諭・坂入洋右
参加費無料,参加申し込み不要
武道研究グルーブの代表である酒井が中心となり、第19回ハンガリー・カップ(ブダペスト)において、BAMISセミナーを開催しました。
ハンガリー・カップは、ヨーロッパで剣道を実践する人たちが集い、5日間にわたって剣道の実技セミナー・昇段審査・トーナメント試合を行う東欧最大の剣道イベントです。今年は8月20日から24日にかけて、13ヵ国から延べ170名以上の剣士が集まり、東欧のみならずフランスやドイツのナショナルチームのメンバーも参加して盛大にイベントが行われました。酒井はこのイベントに2007年より実技指導講師・昇段審査員・大会審判員として携わってきていますが、特に当初より主催者からの要請で、セミナー中に武道にかかわる日本文化講演を行ってきました。本年は、この講演会をBAMISとジョイントさせ、BAMIS セミナーとして講演ならびに研究発表を行ってきました。
今回は、Kendo-past, present and future というタイトルで、武道の歴史を鳥瞰図的に俯瞰したうえで、近世剣術における心身関係論を概観し、現在における心身の問題を考え、これを未来につなげる、という内容で講演を行いました。その中の、近世剣術における心身関係論の重要な一例として軽米克尊(RA)が直心影流を取り上げ、Jikishinkage-ryu and introduction shinai-sparring with bogu と題する研究発表を行いました。また現代における心身の問題をテーマとしたBAMISプロジェクトを紹介し、2011年2月28日に行われた第1回BAMIS国際フォーラムの武道セッションにおけるシンポジウムの内容を紹介しました。当日100名分の席を用意しましたが満席で多くの立ち見がでるほどの盛況ぶりであり、また講演ならびに研究発表を聞く聴衆の関心の持ちようは日本では感じたことのないほどのものでした。
ヨーロッパで武道を実践する人たちは、武道の競技性に終始することなく、その文化性に強い関心を持っています。そして武道の文化としての最大の特徴は、その長い歴史のなかで培ってきた心身関係に関する特有の考え方です。心身統合を標榜するBAMISがヨーロッパにおける武道の実践現場に受け入れられる素地は十分にあると考えられ、また今回のBAMISセミナーの成功によりこのことを確信した次第です。
(文責:酒井)
日時 2011年6月27日(月)18:00~20:00
場所 体芸体バチウッドデッキ
内容
被災地では体育館やグランドが使えない状況が続いています。既存のスペースにとらわれない運動プログラムを、被災地向けに提案・発信します。
○ ゆる体操 高岡英気(筑波大助教)
○ フリフリグッパ―体操 征矢英昭(筑波大学教授)
○ なかよし体操 長谷川聖修(筑波大教授)
テーマ 「体育思想のこれまでとこれから」
演者 岡出美則 先生(筑波大学人間総合科学研究科,体育科教育学)
日時 2011年6月20日(月)18:00~21:00
場所 B510
内容
「たくましい心を育むスポーツ科学イノベーション」プロジェクトの中でも特に重要な課題といえる「体育科教育における思想」について,岡出先生に語っていただきます.ドイツ体育思想に大変造詣の深い先生ですが,戦後,特に1970年代から今日に至る日本における体育思想の基軸はどこにあったのか,そしてどのような方向性をもっているのかについて論じていただき,その後,議論したいと思います.大学院生,学生の方々の参加も大いに歓迎いたします.