homepage
Japanese English

toppage2010年度BAMIS学内研究

2010年度BAMIS学内研究

2010年度BAMIS学内研究一覧

新介護予防運動の継続実践および普及が高齢者の生活機能に与える影響
大藏倫博,三ッ石泰大,鈴木梢子,尹智暎,角田憲治,辻大士,武田文,田中喜代次
(人間総合科学研究科 スポーツ医学専攻)

拡張生体技術:運動・認知・情動状態の計測と提示
鈴木健嗣
(システム情報工学研究科 知能機能システム専攻)

短時間の律動的呼吸運動が注意機能に及ぼす影響
井出幸二郎,遠藤卓郎,西保岳,坂入洋右,征矢英昭
(人間総合科学研究科 体育科学専攻)

自閉症児の運動特性とボディイメージ
-身心統合を促す「動きの経験」としてのボディワーク研究
吉田美和子,清水諭
(人間総合科学研究科 ヒューマン・ケア科学専攻)

低強度の有酸素運動が高分子HDLに与える効果 -血清脂質プロファイル変化-
田中喜代次,野又康博,江藤幹,蘇リナ,辻本健彦,前田清司,正田純一,鰺坂隆一
(人間総合科学研究科 スポーツ医学専攻)

呼吸法の効果について -1- 授業実践からの報告
遠藤 卓郎,板谷 厚
(人間総合科学研究科 体育学専攻)

運動習慣が望ましい食生活習慣獲得に及ぼす効果の検討―評価ツールの開発と食生活習慣の評価―
麻見直美,神家さおり
(人間総合科学研究科 体育科学専攻)

こころの健康情報の可視化と運動習慣との関連性
久野 譜也,横山 典子,田辺 解,板生 清,梅田 智広,板野 梢,菅 洋子
(人間総合科学研究科 スポーツ医学専攻)

心理的課題を抱える青少年の心と身体を育む自然体験活動の実践研究
プログラムに参加した軽度発達障害児の特徴
坂本昭裕,小田 梓
(人間総合科学研究科 体育学専攻)

中高齢者の有酸素性運動トレーニングが脳血流に及ぼす影響
赤澤暢彦,崔英珠,宮木亜沙子,田名辺陽子,鰺坂隆一,前田清司
(人間総合科学研究科 スポーツ医学専攻)

体育授業における運動感覚とパフォーマンスの変容
-走動作改善の授業実践から-
宮崎明世
(人間総合科学研究科 体育科学系)

筑波大学生の健康体力の推移―体力測定のデータを読み解く―
富川理充,清水武,中田由夫,高木英樹,宮下憲
(人間総合科学研究科 体育センター)

音に合わせて泳ぐとうまく泳げるのか?―音刺激による運動変容―
下門 洋文, 椿本 昇三, 高木 英樹
(人間総合科学研究科 体育科学専攻)

2011-06-13

音に合わせて泳ぐとうまく泳げるのか?―音刺激による運動変容―

下門 洋文, 椿本 昇三, 高木 英樹
(人間総合科学研究科 体育科学専攻)

本研究では,水中という特殊環境において,音刺激によって水中で意識化されていなかった泳者の身体感覚の変化と泳動作の変化につい
て検討した。周期的に音高が変化するターゲット音 (300 ~ 900Hz) を作成し,競泳選手 15 名に「音高が高い時は足先位置を上に,音高が低い
時は下へ」という指示を与えて泳いでもらった。達成度を主観的評価し,泳動作は画像分析した。その結果,達成できたと評価したものの,被
験者の足先位置はターゲットに合致しなかった。一方でターゲット音と被験者のドルフィンキック周期時間はほぼ一致していた。本研究で
用いたターゲット音は,音と運動の同期は時間的な対応が良いとされる先行研究の結果を支持するものであった。

2011-06-13

筑波大学生の健康体力の推移―体力測定のデータを読み解く―

富川理充,清水武,中田由夫,高木英樹,宮下憲
(人間総合科学研究科 体育センター)

筑波大学体育センターでは,設立当初から一般体育の受講者を対象とした体力測定を実施している。その結果は,毎年の大学体育研究にお
いて報告されているが,今回は,過去から現在に至るまで記録された体力測定のデータを改めて集計し,その推移の傾向を明らかにする。ま
た,各時代背景やある社会背景をもとに,それらが学生の体力測定のデータに影響を及ぼしているのか検討する。子どもや若者の活力や人間
力の向上を目指した教育の取組みが期待されている近年,大学体育への期待も大きいと言えよう。この報告が,大学体育の意義や方向性の確
認に資することを期待する。

2011-06-13

体育授業における運動感覚とパフォーマンスの変容 -走動作改善の授業実践から-

宮崎明世
(人間総合科学研究科 体育科学系)

本研究では小・中・高等学校男女の陸上運動・陸上競技の体育授業において,「走動作の改善」を目標に指導を行い,授業の前後で記録と動
作,意識の変容を分析した。得られたデータから,児童・生徒が授業を通してどのように運動感覚を変容させ,それが動作(パフォーマンス)に
反映するのか,その結果記録を向上させることができるのかについて検討した。児童・生徒の発達段階を考慮して学習内容を精選して授業を
行ったため,各学校で時間数や指導内容の違いはあるものの,授業を通して児童・生徒は走動作に関する知識を獲得し,それを意識して走る
ことによって動作を改善することができた。その結果,小中高の男女ともに有意に記録が向上した。

2011-06-13

中高齢者の有酸素性運動トレーニングが脳血流に及ぼす影響

赤澤暢彦,崔英珠,宮木亜沙子,田名辺陽子,鰺坂隆一,前田清司
(人間総合科学研究科 スポーツ医学専攻)

加齢に伴い脳血流は低下する。脳血流の低下は認知症の原因のひとつと考えられている。有酸素性トレーニングには血管機能を改善する
効果があるが,加齢に伴う脳血流の低下を抑制するかは不明である。本研究では,中高齢者における有酸素性トレーニングが脳血流を増加さ
せるか否かを検討した。中高齢女性を対象に2ヶ月間の有酸素性トレーニングを行い,その前後で中大脳動脈の血流速度を超音波法にて測
定した。有酸素性トレーニング後,中大脳動脈の血流速度は有意に増大した。これらの結果より,中高齢者における有酸素性トレーニングは
中大脳動脈血流を増大させることが示唆された。

2011-06-13

心理的課題を抱える青少年の心と身体を育む自然体験活動の実践研究-プログラムに参加した軽度発達障害児の特徴

坂本昭裕,小田 梓
(人間総合科学研究科 体育学専攻)

本研究の目的は,不登校,軽度発達障害,非行などの心理的課題を抱える青少年に長期の自然体験活動を実践し臨床心理学的な視点から効
果について検討することである。長期の自然体験活動とは,マウンテンバイク,沢登り,カヌー,ロッククライミング,登山などのアウトドア
アクティビティを含む20日間程度のプログラムである。これまでこのようなプログラムが参加者に概ね肯定的な効果があることは明らかに
なっているが,青少年の抱える課題や障害別に検討した研究はほとんど行われていない。そこで本報告では,プログラムに参加したアスペル
ガー障害や注意欠陥多動性障害等の発達障害児の特徴について風景構成法(Landscape Montage Technique)などから検討する

2011-06-13

こころの健康情報の可視化と運動習慣との関連性

久野 譜也,横山 典子,田辺 解,板生 清,梅田 智広,板野 梢,菅 洋子
(人間総合科学研究科 スポーツ医学専攻)

本研究では,中高齢者を対象として,日常生活の中で心電波形を計測できる超小型ウェアラブルセンサを用いて,自律神経活動で表される
客観的なこころの健康情報を可視化し,これらと運動習慣の有無との関連性を検討した。運動非習慣者では,運動習慣者と比較して,睡眠時
の副交感神経活動が低い傾向が認められ,主観的なストレス指標である精神健康度も悪化していた。さらに,一過性の運動によって,運動習
慣者は副交感神経活動が向上する傾向が示されたものの,運動非習慣者ではこの傾向は認められなかった。このウェラブルセンサによりこ
ころの健康情報を可視化でき,運動の習慣化を促進する情報手段として有益である可能性が示唆された。

2011-06-13

運動習慣が望ましい食生活習慣獲得に及ぼす効果の検討―評価ツールの開発と食生活習慣の評価―

麻見直美,神家さおり
(人間総合科学研究科 体育科学専攻)

本研究は,10-18歳の男女を対象とした食生活習慣簡易評価ツールの開発および運動習慣が望ましい食生活習慣獲得に及ぼす効果につい
て検討を行うことを目的とした。本ツールは20食品群の過去1週間の摂取量および摂取頻度を回答するものであり,その回答から料理区分別
および栄養素別摂取状況を得点化し食習慣評価を行う。記録法による摂取状況と本ツールの得点の比較を行った結果,本ツールは実際の摂
取状況を適切に評価できることが確認された。また本ツールを用いて運動習慣者の摂取状況を調査した結果,運動習慣のない者と比較して
良好な摂取状況であることが明らかとなり,発育期の運動実施が望ましい食習慣の獲得に寄与する可能性が示唆された。

2011-06-13

呼吸法の効果について -1- 授業実践からの報告

遠藤 卓郎,板谷 厚
(人間総合科学研究科 体育学専攻)

呼吸が心やからだと深く関わっていることはよく知られているが,呼吸数と意識の関係については研究が少ない。体育実技の授業におい
て,呼吸法を指導したが,指導後には呼吸数が半減した。自然呼吸の計測と意識的呼吸(呼吸法)の間に,呼吸についての一般的な知識の紹介と
簡単な呼吸法「気持ちいいだけ吸って,気持ちいいだけはく」を指導した。結果として呼吸数は,次のように変化した。
自然呼吸 10.6±3.5回/分(平均±標準偏差)
意識的呼吸 5.0±2.4回/分(平均±標準偏差)
呼吸数の変化(減少)に関連して,性差,成績,体力・体格傾向,学生の内感等との関係を検討する。

2011-06-13

低強度の有酸素運動が高分子HDLに与える効果 -血清脂質プロファイル変化

田中喜代次,野又康博,江藤幹,蘇リナ,辻本健彦,前田清司,正田純一,鰺坂隆一
(人間総合科学研究科 スポーツ医学専攻)

【目的】近年,血清脂質プロファイル法によりHDLサブクラスの測定が可能となり,HDLを詳細に検討できるようになった。食生活改善と運
動実践による介入研究を行い,両群のHDLサブクラスの変化を比較した。【対象と方法】肥満中年男性44名を食事改善群(n = 22)と運動実践
群(n = 22)の2群に割り付け,13週間の減量介入研究を行った。【結果】両群ともHDL-Cは変わらないが,運動実践群は食事改善群に比べlarge
HDL分画,HDL粒径は有意に増加し,small , very small HDL分画は有意に減少した。large HDL分画はアディポネクチン,IL-6,Serum
Amyroid A と有意に相関した。

2011-06-13

14 件中 1 - 10 件表示古い記事

pagetop